24日、天皇杯東京都代表を決定する『第18回東京都サッカートーナメント』への出場を懸けた社会人代表決定戦が味の素フィールド西が丘で行われ、JFLのFC町田ゼルビアと関東社会人リーグ1部の東京23FCが対戦した。
現在、町田には東京VからFW南秀仁(写真上)とMF杉本竜士が期限付き移籍で所属しており、南はこの日の先発出場が町田での公式戦デビューだった。[4-2-3-1]の1トップで出場した南は、4本のシュートを放つなど奮闘。59分には杉本のクロスに南が頭で合わせる“ヴェルディ・ホットライン”で相手ゴールに迫ったもののゴールならず。さらに66分には南がPKを獲得。しかし、自ら志願して蹴ったPKは東京23FCのGK岡本翼に阻止された。
試合は終了間際に決勝点を許し、チームは0-1で敗戦。これで町田の天皇杯出場が消滅した。試合後、敗戦の責任を背負い、涙に暮れた20歳のFWをイレブンが慰める姿も。「リーグ戦で同じ場面があればもっと冷静に蹴れる。この経験を無駄にはしない」。そう言って南は前を向いた。
(東京V担当 郡司聡)
2013/07/26 16:15