東日本大震災の発生から3年が経った3月11日、仙台は選手・スタッフ全員で被災地訪問などの復興支援活動をおこなった。
午前中の練習を終えたチームは、まず津波で大きな被害を受けた仙台市若林区の荒浜へ。慰霊塔に献花をおこない、震災発生時刻の14時46分に黙祷した。グラハム・アーノルド監督は「こうして3年が経っても悲しい爪痕が残る場所を訪れたことで、あらためて仙台が地域のために、非常に大きな役割を担っていると実感した」と語った。
チームはその後、仙台市青葉区の勾当台公園へ移動。こちらでも献花をするとともに、追悼と感謝の行事『キャンドルナイト2014』で使用する蝋燭を入れるカップにメッセージを書き込んだ。夜には手倉森誠前監督が「このときに仙台に戻ることができて良かった」と同イベントに飛び入り参加。「自分もいまの立場で被災地の現状を伝えていきたい」と話した。
(仙台担当 板垣晴朗)
2014/03/11 21:26