1998年のJリーグ1stステージ第14節・市原戦。本山雅志がJリーグデビューを果たしたこの試合で、鹿島の指揮を執っていた人物が、今節の対戦相手・磐田の関塚隆監督だ。
関塚監督は鹿島のコーチを務めていた経験を持ち、その期間中に代行として7試合でトップチームを率いた。さらにはサテライト時代の監督であったこともあり、本山は「つながりは深いよ」と話す。
「練習の中でも常に全力でプレーすることを求められていたし、勝負への意識の強い、熱い監督だった。『シュートを打ったら、その足で詰めて行け』とか」。
若かりし頃にかけられた言葉の中から印象に残っていることも少なくないと笑顔で話す本山。「対戦は楽しみではあるけど、上位を追いかけるには勝たないと」。敵将との対戦を楽しみにしながらも、最後は結果にこだわる姿勢をあらためて示していた。
鹿島の選手名鑑(クラブ公式サイト)
(鹿島担当 倉橋捺稀)
2013/07/16 18:19