FC町田ゼルビアの『2012年JFA・Jリーグ特別指定選手』として加入した平成国際大の須藤貴郁選手(20)が今週、チームの練習に参加。8日に行われた専修大との練習試合にも出場しています。今回のブロゴラでは練習後の須藤選手にお話を聞きましたので、コメントを紹介します。【取材日/8月9日】
■DF 35 須藤 貴郁選手コメント
――町田の練習に参加して。
「大学(平成国際大)も町田と同じつなぐサッカーを志向していますし、やっているスタイルが同じなので特にやりにくさはありません。個人的にはバルセロナのサッカーをよく見ていて、バルサのような流動的なサッカーをやりたいなと思っています。チームの皆さんとは徐々に仲良くなれればと思います。結構人見知りもするので、サポーターの方にも話かけていただけるとうれしいです」
――ご自身のセールスポイントとプレーエリアは?
「セールスポイントは左足のキックの精度。ポジションはCBとSBです。守備は組織的にできるように、攻撃では起点となるパスを出せるように意識しています」
――Jリーグの試合で経験を積んで、伸ばしていきたいことは?
「プロは大学と判断のスピードが全然違います。相手のプレッシャーのスピードも違うので判断のスピードを上げていきたいです。専修大との練習試合に出場して、一緒にプレーをしたチームメートのイ・ガンジン選手の『強さ』には驚きました。僕もイ・ガンジン選手のように強さを併せ持った選手になりたいと思いました」
――町田サポーターへメッセージを。
「試合に出た限りはひたむきに一生懸命ハードワークします。そうしたチームに貢献する姿を見てほしいと思います」
高校3年次に主将として臨んだ全国高校選手権ではベスト4に入り、国立のピッチに立った須藤選手。あの日の経験を「4強まで行けたことが自信になっている」と振り返ってくれました。唐井直GMは須藤選手について、「町田に必要なボールを動かせる技術を持っているし、視野もしっかりと確保できる。ボールを扱うということの資質が備わっている選手ですね。ポテンシャルを持った選手なので成長してもらえれば」と、須藤選手に大きな期待を寄せています。9日の練習でも平本一樹選手のシュートをブロックし、ドリブル突破も止めるなど、須藤選手は少しずつですがピッチ上で存在感を発揮しています。
Jリーグのピッチに立つのはいつの日か。そして、どんな活躍を見せてくれるのか。須藤選手の成長に期待しながら見守りたいと思います。
【PROFILE】
DF 35 須藤 貴郁(すどう・たかふみ)
1991年11月21日生まれ、20歳。栃木県鹿沼市出身。183㎝/75㎏。鹿沼みなみ小→鹿沼みなみS.C.→今市フットボールクラブアルシオ→今市フットボールクラブアルシオーネU-15→矢板中央高→平成国際大。
(町田担当 郡司聡)
2012/08/11 11:00