元パラグアイ代表FWオルティゴサの退団が20日、発表された。城福浩監督は「ハードワークがあって、その上でお互いに特徴を引き出しあうという、ベースの部分を共有しようとした」と彼が加入してからの3カ月を振り返る。
オルティゴサは今月14日の清水戦で90分間プレーし、得点も決めている。しかし城福監督はこの練習試合について、外国籍選手の2トップの良さを出すために周囲が払った配慮などを理由に「彼らが輝いて見えたのは当たり前」と、厳しい見方をする。オルティゴサはパスを引き出す動きや守備といった献身性に難があり、十分にフィットしているわけではなかった。両者が折り合いをつけるための最後の努力も、失敗に終わった。
城福監督は今回の両者の決断を「前向きなリスクのある決断」と歓迎する。ウーゴの残留も微妙な状況で、クラブは新たな補強を目指すことになる。「チームのためにエネルギーを使うことを厭わない選手」が監督のリクエストだ。
甲府の選手名鑑(クラブ公式サイト)
(甲府担当 大島和人)
2013/06/21 22:20