ランコ・ポポヴィッチ監督は熱い。試合中も、テクニカルエリアで大声をあげてピッチ内で起きることにリアクションする。今節対戦する鹿島のトニーニョ・セレーゾ監督も、同様に熱い監督だ。「そういうのって、選手にも伝わります」と東慶悟。思いは選手にも伝わっているようだ。
ただ、ポポヴィッチ監督は気になることがある。
「トニーニョ・セレーゾ監督はスポーツマンで礼儀も正しく、紳士的な方です。でも、彼はエリア外に出ることを許されているように感じます」
前回、ナビスコカップで対戦したときは、テクニカルエリアを出て指示を送るセレーゾ監督は注意されないのに、自身はよく第四審からなだめられていた。「私はエリア内を歩くことも許されないのに」と不満顔。また、「このエリアを作った人はサッカーを知らない人だと思う。別になくても変なことはしませんよ。ルールを作るのは必要だけれど、囲いを作るのは…。動物園じゃないし、牢屋でもないのに」とテクニカルエリアについての考えを述べていた。
(FC東京担当 田中直希)
2013/05/21 18:22