
スリーボール、野球ではありません
--プレーのほうはどういう感触でしょうか。
「後期になってからの位置だった、3バックの中盤左ウイングというポジションで、正直うまくなじみきれないのはありました。右利きですしね。上下動についてはできるけれど、あまりにも後ろでボールをもらうと、ただ味方に預けるだけになったり、アグレッシブに出て行けずに安パイのプレー選択になりました。自分が出ているときに失点はあまりしないんですが、攻撃でかみ合わないことも多かったです。しかも後期はチームの調子が悪かったし、全体的にもパフォーマンスが下がりました。それにFWの位置で、ぶっつけ本番で出たこともあったんですが、うまく試合に入っていけなかった。そのあと、『次はFWだ』と思っていたら左サイドで起用されたりとか、なかなかプレーを整理できませんでした。コンディションは悪くないのに、パフォーマンスが上がらなかったんです。もっとゴールに絡みたかったですね」

--では、個人的なプレーで一番印象に残っているのは。
「やっぱりウニベルシタリオ・デポルテス戦でのゴールですね。サイドで足を出したら、相手のクリアが自分の足に当たってゴールに吸い込まれました。あれが一番。決勝ゴールになったし、前期の連勝の良いリズムを作れたのはあの勝利のおかげでしたから。でも、変なゴールだったなあ。もうできないだろうなあ」
--そういえば、盟友の選手が引退されるんですよね。
「そう、キャプテンが引退します。今月、昔のチームメートも呼んでラストマッチを開催するそうです。そこにお呼ばれをしたから、楽しみですね。アミーゴなので。ただ、寂しくなります…。キャンプの相部屋が変わるから…(笑)。いつも相部屋が41歳のおじちゃんだった。41才、すごいですよね。ちゃんと練習しているし、オンとオフの仕方が分かっています。そこまでできるのは、メリハリを付けてやっているから」
--先ほどマスコットが歯である話を聞きましたが、試合でのアクシデントは頻発しているのでしょうか。
「それは、こっちだからしょうがない。ツーボール(ボールがピッチ内に2個入ってしまうと中断)ならぬ、スリーボールということもありました。日本だとボールボーイは中立でなければいけないけれど、こっちはあからさまなんです。こっちのボールボーイはホームチーム専用で、隠したり、適当なところに投げたり、こっちはフェアプレーなんてないですよ」

--スリーボールは聞いたことがないです…! では、来季については。
「来季のことは完全には決まっていないです。今度、会長と話をして、話がまとまるかどうか。できれば残って、コパ・スダメリカーナ出たいです。優勝すれば日本開催のスルガ銀行杯に出られます。日本に行けるというモチベーションは高い!」
※取材後、契約を更新!
8日、ペルーのデポルティーボ・ムニンシパルでプレーしている澤昌克(元・柏)が同チームと契約更新をしたことが分かった。
澤は昨季より7年ぶりにペルーに戻ってプレーしており、今季…続きをみる--では、これからの予定は…。
「ジムトレーニングを1カ月くらいがんばって、キャンプに入ります。足の強化をしておかないと」


--オフも調整、頑張ってください!ありがとうございました!
13年まで柏レイソルでプレーした澤昌克選手は、現在ペルー1部リーグに活躍の場を移しています。このインタビューシリーズでは、地球のほぼ反対側でプレーする澤選手の“いま”を、澤選手ならではの…続きをみる
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日本時間の30日(火)朝8:30より、コパ・アメリカ2015準決勝「チリvsペルー」が行われる。今回は、「澤さんペルー私信」の特別版として、「チリvsペルー直前 〜ペルー国内の熱量は?〜…続きをみる
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2013年まで柏レイソルで活躍した澤昌克選手は、現在ペルー1部リーグのデポルティーボ・ムニンシパルでプレーしています。このインタビューシリーズでは、地球のほぼ反対側でプレーする澤選手の“…続きをみる(BLOGOLA編集部)
2015/12/12 22:23