10月22日の浦和戦(第29節/0△0)で左太腿裏を傷めたキリノが、11月11日から全体練習に合流した。城福浩監督は「残り3試合なので、あまりにも慎重になり過ぎるのでなく、ぎりぎりを狙いながら復帰させたい」と強めの調整を示唆。22日の第32節・広島戦を見据えて、急ピッチでコンディションを上げていくことになりそうだ。
そんなキリノが練習後に盛田剛平へ“おねだり”をしていた。「ジュウキュウ」という声が聞こえてきたので、盛田の背番号と関係がありそう――。キリノに聞くと「19」はブラジルのユース代表を皮切りに、今まで所属していたクラブで背負っていたラッキーナンバーなのだという。途中加入の湘南、甲府では空きがなく、ほかの番号を付けたが、湘南では「9」、甲府では「20」と19に近い番号を付けている。
もしや盛田に来季は「19」を寄越せと直談判に及んだのか…と思ったら、そうではなかった。キリノの “今まで所属したチームのユニフォームコレクション”用に、盛田のユニフォームを譲るように頼んでいたというのが事の真相。「持って行くなら(20番でなく)19番」というから、こだわりは相当なものである。
(甲府担当 大島和人)
2014/11/11 15:35