二人の成長を促してきたプシュニク監督は「私はただ、チャンスを与えて信用してきただけ。私には若い選手でも起用していく勇気があります。でも、私が特別、何かをしたわけではなく彼らが成し遂げたことを誇りに思いますし、福岡にとっても私にとっても彼らの代表選出は名誉なこと」と今回の代表選出を喜んでいた。
無名だった二人を代表選手に育て上げたことからプシュニク監督の話は育成についても及んだ。「九州の高校、大学の指導者の方々は『福岡は若手を起用してもらえない、成長させてくれない』という言い訳がなくなったと思います。若く才能のある選手をここに送ってください。ここで向上させることができます。こういう流れを作れれば大きな勝算になる」と地元・九州の指導者に対して強く訴えかけていた。「ほかのJ1クラブに送る必要はない。地元の選手には地元に戦う場があります」とプシュニク監督の持論を熱く展開していった。
(福岡担当 杉山文宣)
2013/11/16 15:23