第7節・FC東京戦で自身の背後を突かれPKを与えしまった本多勇喜は、続く前節・広島戦のメンバーに入ることもできなかった。しかし、「いろんな選手が変な位置にいたので、すごくやりにくかった」と衝撃を受けたFC東京戦の失敗は、本多にとってすでにポジティブなモノに変わっている。「最終的にPKを取られてしまったし、与えた時間も最後(前半ロスタイム)だった。ああいう時間帯の失点は後半につながるので、ああいうところでミスしたらダメだったなあといまでも思うし、勉強になりました」。
広島戦はスタンドから見つめることしかできなかったが、1対1の勝負に抜群の強さを誇るミキッチを見て「いいなあと思った」という。対人守備には絶対の自信を持っているからこそ、「あれから裏を取られないことを意識して練習しています」。衝撃のプロデビューから活躍を続けてきたシンデレラボーイの巻き返しは着々と始まっている。
(名古屋担当 村本裕太)
2013/04/30 19:55