かつて“アジアの大砲”と呼ばれた長崎の高木琢也監督は19日、チーム練習後にドリブルシュートの自主トレする山田晃平に対して、自らシュートを披露して直接指導を行った。高木監督は左サイドからドリブルで切れ込んでシュートを打つ山田に対し「それじゃあダメだ」と言いながら、近づくと、ひざが万全ではないにもかかわらず、シュートを披露した。高木監督が放ったシュートはわずか2本だったが、ボールはいずれもゴール左上をかすめた。高木監督がシュートを放つと、見学に訪れたサポーターがいる観客席の雰囲気もピリッとしたものに変わった。取材に対して高木監督は「ヤマはもっと筋トレしないとパンチ力がない。コースもGKが取りやすいものだ」と、さらなるトレーニングに励むことを求めた。
(長崎担当 植木修平)
2013/04/19 18:49