17日、新たに筑波大・赤崎秀平が特別指定選手として承認されたが、入団内定の決め手にもなった「距離感」(赤崎)を、チーム内で一番重要視しているのが岩政大樹だ。
「どの選手に対しても思ったことは言う。プロの世界は競争だが、ベテランと若手が同じスタートラインに立っているとは思わない。若手には自分の世界が待っているだろうし、その役に立てれば」と岩政は語る。「自分が話をすることで若手が萎縮しないように、普段から近い距離を保つようにしている」。チームの競争原理や雰囲気作り、そしてチームメートやクラブの未来まで考えて岩政は距離感を大事にしている。
「ピッチではなんでも言い合える関係でいたい」。成長を目指す選手がこのクラブに魅力を見いだす理由として、この男の存在は大きい。
(鹿島担当 倉橋捺稀)
2013/04/17 17:19