前節の愛媛戦、後半頭から投入されると、前線からの激しいプレスから、持ち味のドリブルで多数のチャンスを演出した渡大生。「ドンドン調子を取り戻して来ているのが分かる。前の試合より次の試合が良くなるように、いつも心掛けている」と、開幕時よりも表情にもゆとりが出ている。昨年は、アウェイの地で福岡とのダービーを経験済みだが「0-1でしたっけ? ハーフタイムのときに、ヤッさん(三浦泰年前監督)が無茶苦茶怒鳴っていたのを覚えています。それが原因なのか分かりませんが、仁くん(端戸・現横浜FM)はプレーがよくなっていきましたね」。「ダービーは燃える?」と聞くと、そこは経験者らしく「ダービーとか関係なく、どの試合も大事。ただ、サポーターの信頼を得られるように、ピッチ上で何かを示したい」。渡の前への推進力が、福岡守備陣を自陣に張り付けることになる。
(北九州担当 坂本真)
2013/04/11 20:26