前節、J1昇格の最有力候補であるG大阪相手に、0-0で引き分けた東京V。J2屈指の強者を相手に、勝ち点1を積み上げても高原直泰は厳しい口調でチームを戒めた。「ガンバと引き分けたからOKという考えではダメ。相手にも勝つチャンスがあったけど、ウチにも勝つチャンスはあった。運よく勝ち点1を拾ったというよりも勝ち点2を失ったという考え方をしないと。もし次の試合で負けてしまうようなことがあれば、今まで引き分けてきたことがすべて無になってしまう。うまくいかないながらも苦しんで積み重ねてきた勝ち点を生かすには結果を出すしかない」。現在、1勝5分1敗で少しずつチームは勝ち点を積み上げているが、高原は勝利だけを見据えている。しかも次節・鳥取戦は連戦のスタートだ。「この連戦は自分たちがより上に行くための大きなチャンスだと思っている」。経験豊富な元日本代表FWはこの連戦をチーム浮上のきっかけにすることを誓った。
(東京V担当 郡司聡)
2013/04/11 20:19