前節対戦したG大阪を「J1のグッドスタンダードクラブ」と位置付け、万博での試合視察を重ねていた三浦泰年監督。
「選手としてJ2降格を味わった(01年福岡在籍時代)場所で、清水ではJ元年から試合をしている“Jリーグの聖地”」として捉えている万博での初采配は、「一サッカー人としてピリッと気持ちが引き締まった」という。
敵地で“ガンバクオリティー”を目の当たりにした指揮官は、「アタッキングエリアでのプレー精度の高さと落ち着きは見習うべき」と話した。
また現役時代、清水でともにプレーした長谷川健太監督との“監督初対決”という側面では、若きCB西野貴治の起用に“ケンタイズム”を見たという。
「西野が成長しているのはケンタらしい抜擢。守備の規律がチームに伝わっているからこそ若い選手を使える。そこを曖昧にしては選手任せになるから、若い選手のプレー時間は増えない」。
指揮官にとって、G大阪戦は得るモノが多い試合だった。
(東京V担当 郡司聡)
2013/04/10 20:50