今季初の連勝が懸かる第7節・G大阪戦を前に、指揮官はその複雑な心境を隠そうとはしなかった。
「自分自身が万博でガンバと戦う監督にいつなれるのかと思い描いてきた。それはきっとJ2クラブで監督としての力を付けて、自分がJ1の監督をやっているときに万博の地を踏めるものだと思っていた。そう考えると早過ぎるよね」。
実は三浦監督が現場を離れていた当時、指揮官はG大阪を「グッドスタンダードなJ1クラブ」として捉えていたため、頻繁にG大阪のゲームを視察。宇佐美貴史(現・ホッヘンハイム)の公式戦初ゴール(09年5月のACL・FCソウル戦)や、Jリーグ初ゴール(10年4月のJ1第8節・FC東京戦)も万博で目撃してきたという。
そんな三浦監督が特別視してきたG大阪の監督は、現役時代に清水で苦楽を共にしてきた長谷川健太氏。G大阪戦は「辛抱強い監督」(三浦監督)との再会が待っている特別な舞台でもある。
(東京V担当 郡司聡)
2013/04/04 11:39