昨季限りで引退を決意した羽田憲司氏について、年代別代表などでともにプレーした石川直宏が口を開いた。石川にとって羽田氏は「常に先を行く存在で、スーパースターだった」という。
「高校(市立船橋高)のときからキャプテンをやっていて、TVにもよく出ていた」。“谷間の世代”と揶揄された代表で、主将としてチームをけん引したのが羽田氏だった。「自分も含めてやんちゃな選手が多い中、よくまとめてくれました。本当に賢くていい選手だった」。そう言って、同じピッチに立った代表での日々を振り返った。
また、「昨日、ハネ(羽田)のブログを見た」らしく、「小森田(友明)もそうだけど、ここ最近、よく同い年が引退している。どういう思いで引退したのかは気になった。寂しい思いもある」としんみり話している。
負傷明けの石川だが、10日のナビスコカップ・C大阪戦に帯同が決まった。「いつでも準備はできている」と、出場に意欲を見せている。
(FC東京担当 田中直希)
2013/04/09 18:39