今季限りで16シーズンに及ぶ現役生活を引退する新潟の梶山陽平。17日にデンカビッグスワンスタジアムで行われる明治安田J2第42節・山口戦に、その梶山のメンバー入りが濃厚となった。
青赤からオレンジへ。FC東京から出場機会を求めて7月に新潟へと移籍し、ここまで3試合出場1アシスト。9月以降、右膝の痛みが悪化し別メニューとなっていたが、片渕浩一郎監督は「彼は日本サッカー界の功労者。いい形で送り出したい」と、今週のトレーニングに参加させていた。主将の小川佳純も「短い間だったが、新潟に来てくれたのは何かの運命。『現役の最後は新潟でよかった』と思ってもらえるように、勝って送り出してあげたい」と梶山に敬意を表する。
梶山は「全然動けなかったが、ボールタッチの感覚は戻っている。出られるチャンスがあれば頑張りたい。勝って終わるのが一番なので」とあくまでチームの勝利を優先に考える。プロサッカー選手として最善の準備を尽くし、最後の出番が来るときを待つ。
写真:野本桂子
(新潟担当 野本桂子)
2018/11/17 06:11