4試合連続で先発出場を果たしている田中輝希。
「輝希はベストを尽くして戦っている」とストイコビッチ監督の評価も高く、ナビスコカップ予選第3節のFC東京戦では精力的な動きを見せて2度の決定機に絡んでいる。
しかし、本人は決め切れなかったことに渋い顔。「コントロールし過ぎた」と振り返るヘディングシュートはわずかにゴールの外へ外れ、「決めたかった」と悔やんだ。
そんな田中輝に5日の練習では、「どっちか決めないと」と声がかけられていた。笑い声の主は田中マルクス闘莉王。DFながら驚異の得点能力とサッカーセンスを併せ持つ大先輩から送られた言葉には、“次外したら坊主”という冗談(?)が含まれていたのだ。
優しい助言に感謝を感じつつも、過去一度も坊主にしたことがない田中輝。「絶対やりたくない(笑)」という坊主を免れるためには、次の決定機を生かすしか道は残されていない。
(名古屋担当 村本裕太)
2013/04/05 18:56