2日、京都の代表取締役社長である山中大輔氏が、京都府亀岡市で建設が進んでいる京都スタジアム(仮称)を訪問した。午前8時15分からの朝礼に参加した山中社長は、およそ120人の作業員たちを前に「素晴らしいスタジアムができると思います。みなさんのご努力に、心から感謝と敬意を表します」と挨拶をし、チームのタオルマフラーを贈呈。クラブスタッフの話では、現場で働く方たちにより京都サンガへの愛着をもってもらうべく、このタオルマフラーはスタジアム完成するまでに携わる全作業員に渡せるよう配慮がなされるという。
「(新スタジアム建設現場の)中に入るのは初めて」という山中社長はその後、作業所長の説明を受けながら形を現しつつあるスタンドなどを見学。「3D(の映像)で感覚的には分かっていましたけど、現実に見てみるとやっぱりすごい。スタンドはまだ下の段しかできていないですけど、(傾斜が)ずっと緩やかに見えました。これだったら、子どもさんにもお年寄りの方にも、ラクに観戦してもらえますね」と感想を語っていた。
今年は地震や大雨、台風など、関西地方に大きな被害をもたらす自然災害が相次いだが、作業所長によると休日に作業の遅れを挽回するなどの努力で、「(工事は)ほぼ予定どおりに進捗しています」とのこと。新スタジアムは来年中に完成を迎え、翌2020年から本格的な使用が可能となる見込みだ。
(京都担当 川瀬太補)
2018/10/02 19:00