2年ぶりの3連勝を飾り、チームの雰囲気も上々のG大阪。そんなチームの雰囲気を盛り上げるべく、かつての「宴会部長」が28日、クラブ練習場に戻ってきた。
29日の明治安田J1第28節・広島戦を録画放送する毎日放送で解説者デビューするのが、2013年までチームに所属した武井択也氏だ。松本でのプレーを最後に今年現役引退した武井氏だが、初の解説に向けて自発的に前日、取材を敢行。番記者にまじってノートとペンを持つ武井氏の姿を見た遠藤保仁や今野泰幸らは笑顔や手厳しいイジりで出迎えた。
G大阪在籍時には「宴会部長」としてお笑い役を担当。そのルックスからは想像もつかない、ノリの良さを披露していたが初の解説に向けては「うまくできるかどうか」とやや不安げな様子。もっとも、選手名鑑を自ら購入し、選手コメントを自ら取材するあたりは現役時代同様のハードワークぶりだった。
そんな武井氏が迷っているのが自らの路線。ひとしきり取材を終えた後、「松木安太郎かセルジオ越後のパターンで行くかどっちがいいですかね」と遠藤にこんな質問を投げかけた。盛り上げに徹する松木氏か、辛口の越後氏か、自らの方向性を迷っている武井氏に対して遠藤は「新しいスタイルでいいんじゃない。例えば、選手は今こう思っていますよとか、選手目線の解説がいい」と真顔でアドバイス。解説デビューする武井氏のしゃべりに注目だ。
写真:下薗昌記
(G大阪担当 下薗昌記)
2018/09/29 00:41