15日にノエビアスタジアム神戸で開催されるJ1第26節で“同期生対決”が実現する。
神戸を率いる吉田孝行監督とG大阪の宮本恒靖監督は77年の早生まれ。ともに高卒でプロ入りし、長く好敵手として対峙してきた。09~11年は神戸のチームメートとして戦い、現役引退後にはS級コーチ養成講習会の同期としても切磋琢磨してきた間柄だ。
そんな二人とチームメートとして一緒にプレーした一人が、07年に神戸に加入したMF三原雅俊。宮本監督の当時を振り返り、「常にプロフェッショナルな姿勢。前向きで、引っ張る能力をいつも感じていた」と大先輩を見つめていたことを語った。
さらに、三原には二人に対してこんな印象も。「タカさん(吉田監督)とツネさん(宮本監督)は似ている。二人とも“天然”というか…」。現役時代の吉田監督の持ち味の一つが“天然ボケ”だったことは神戸サポーターには広く知られているが、「そういう印象はあまりないかもしれないですけど、ツネさんも多かった」と、“天然”なエピソードを思い出し笑いするように口元を緩めた。
ただ、その“似ている”との指摘は、プレーヤーとしての姿勢にこそ顕著だったという。「チームが苦しいときに先頭に立って、監督ではない立場からみんなを引っ張ってくれた。カリスマ性というか、共通性を感じている」
二人の背中を見つめてきた三原は、両指揮官を独自の視点で語っていた。
(神戸担当 小野慶太)
2018/09/12 11:42