8日土曜日、横浜FCは東京Vとの上位対決をアウェイで迎える。ここからは昇格を争うライバルとの連戦ということもあり、重要な一戦。その中で横浜FC・武田英二郎(写真)が楽しみにしているのは東京V・奈良輪雄太との対戦だ。互いに2016年から2017年まで湘南でプレーしていた仲である。
「ハムちゃん(奈良輪)のことは全部分かっている(笑)。でもめっちゃ走るし、俺の苦手なところも知っているし、俺の得意なところも知っている」と警戒を示した。両方のサイドで徴用される奈良輪は頭脳的なプレーが特徴であり、さらに運動量が豊富でミドルシュートもある。
主に左サイドを務める武田も劣ってはいない。ハードなマーキングをしながら、高精度クロスを供給できるため、東京Vは彼に手を焼くだろう。その二人がマッチアップするのであれば、駆け引きも見どころの一つ。互いに特徴も理解し合っているだけに、熱い攻防戦を繰り広げてくれそうな予感が漂う。
そんな二人は決戦を前に食事をともにして士気を高め合い、ピッチでの再会を約束したという。「一緒にできたらすごい楽しいと思う。大事な試合なので、そこは良い意味で楽しみたい」と武田。前回対戦は2-2の痛み分けだった。今回は背番号17の活躍とともに横浜FCが勝利を手にすることができるか。
(横浜FC担当 高澤真輝)
2018/09/07 13:07