直近の11試合で無敗を続けるチームが最も苦しんだ試合、それが前節の東京V戦だった。この試合では相手の激しいプレスや出足の速さに大苦戦。終盤に引き分けに追い付いたが、『ドローで良かった』という内容だった。これまでの試合とは違い、自分たちからアクションを起こせず、受けに回ってしまったのがその要因だ。
「おごっていたわけではないが、やっぱりどこか緩んでいたというか、普通にやっておけば勝てるというところがあったかもしれない。ああいう試合をしてしまったので次にしっかり生かさないといけない」。この松下年宏の言葉どおり、一人ひとりにどこかスキがあったのかもしれない。
今節は東京Vと同じか、それ以上に当たりの激しさを信条とする福岡との対戦。同じ過ちは冒せない。週末の三ツ沢では、前節の教訓を生かして、よりアグレッシブに戦う横浜FCの姿が見られるはずだ。
(横浜FC担当 村田亘)
2014/08/30 11:52