6月18日から約2週間に及んだオーストリアでのキャンプを終えた長崎。オーストリアでのキャンプでは主にボール保持をテーマに練習に取り組み、数多くの実戦をこなしてきた。
キャプテンの髙杉亮太はキャンプを振り返り、「外国の選手特有の一瞬の速さだったり、身体的な強さだったりというのは今まで味わったことのないところだったのですごくいい経験になりました」と日本では味わうことのできない部分を体験できたことをプラスにとらえていた。
キャンプ当初はポゼッションに意識がいくあまり、攻撃のスイッチがなかなか入らないこともあった。しかし、試合を重ねるごとに「バランスはよくなっていった」(髙杉)と、徐々に改善できた点は確かな収穫となっている様子だった。
しかし、最終ラインを束ねるディフェンスリーダーでもあるだけに守備の部分についても言及した。「失点のところで特にシリア代表との試合では2本、クロスからやられてしまった。そこは課題。前半戦もクロスからやられることが多かったので、その対応はまだ改善の余地がある」と話した。数多くの実戦をこなしてきたからこそ、実体験で得られた収穫と課題をしっかりとブラッシュアップし、公式戦の再開に備えている。
(長崎担当 杉山文宣)
2018/07/05 17:58