25日、鹿島アントラーズの大岩剛監督が、“愛弟子”である日本代表のDF昌子源に「いい経験になっている」と、エールを送った。
W杯第2戦を戦ったセネガルとは激闘の末2-2に終わったが、その中でセネガルは昌子にボールをもたせる戦いをしてきた。「(昌子)源もやっててすぐに分かったと思います。『今日は完全にオレ狙いだ』って」と大岩監督。それでも憶することなくもてる力を存分に発揮した昌子のパフォーマンスに目を細める。
「(柴崎)岳なんかはチームの中心になっている。サコ(大迫)は2回目(のW杯)かもしれないけど、源も岳も初めてのW杯。大会を楽しむというよりは、緊張感をもって臨んでいることがいい方向に出てると思います」
3戦目は中3日でポーランドと対戦する。出場してくるかは分からないが、このチームにもFWロベルト・レバンドフスキがおり、もし決勝トーナメントに進出すれば現在得点ランク1位のFWハリー・ケイン(イングランド)、もしくは2位タイのFWロメル・ルカク(ベルギー)を抑える役割が昌子には与えられる。
「いまのところ彼のすべてを出せていると思う。勝てるところも、負けるところも、いまの100%だと思う。鹿島に戻ってきたとき、昌子の存在感や役割がまた違うものになっている。いい影響を与えてほしいですね。プレーヤーとしても、人間としても成長してきてほしい」
なお、現在清水のJ-STEPでキャンプ中の鹿島は、26日の天津泰達(中国)との練習試合でキャンプの全日程を終了する予定だ。
(鹿島担当 田中滋)
2018/06/25 16:07