MF丸岡満にとって、日本代表で背番号10を背負うMF香川真司は「お兄ちゃん」のような存在。ロシアW杯の初戦での香川の活躍ぶりを喜んでいる。
二人はドルトムント(ドイツ)でチームメートとして過ごした戦友。いまでも香川が帰国した際には一緒に食事やカラオケに出かけるような「楽しくて、いい関係」が続いており、香川が同大会の日本代表に選出された際にも丸岡から連絡をとったという。
19日のコロンビア戦、丸岡はテレビの前で試合の様子を見守っていた。開始6分にして香川がPKを落ち着いて決めると「真司くん、ナイスゴール!」と歓喜。「応援の気持ちが伝わるように」と、その瞬間の様子をインスタグラムのストーリーに投稿した。
丸岡は「世間が彼に厳しい評価をしていることは知っていた。でも先制点を決めて初戦に勝って、そういった声をはね返すくらいの活躍を見せてくれた。僕は彼自身のことを知っているので、なおさらうれしかった」と、自分のことのように喜んだ。
丸岡自身は、第11節・新潟戦で今季初先発を果たすも、足を痛めて18分でピッチから退き、それ以降ピッチから離れている状況。「古傷の影響も少しあって思ったよりも長引いてしまったけど、いまは再発させないように気をつけながらコンディションを上げている」。
「ちょうどこのタイミングで僕のケガも治ったし、体自体はすごく動いている。僕も頑張らないといけない。後半戦でしっかり巻き返せれば」と丸岡。世界で戦う香川から得た刺激を胸に「完全復活」に備える。
写真:松原純
(山口担当 松原純)
2018/06/21 18:38