山口の大﨑淳矢にとって、6月16日の第19節・徳島戦は古巣戦となる。
大﨑は昨季までの5年間、徳島の青いユニフォームを纏って戦った。山口に移籍した今季は、第11節・新潟戦を除く17試合に出場。「試合に出続ける疲れを久しぶりに体験している」と充実の表情を浮かべながら、「レベルアップするための課題」を修正しようと、日々の練習から体も頭もフル回転させている。
山口でも豊富な運動量を武器に、常に勝利にどん欲な姿勢を見せている大﨑。「守備に課題があったけど、前からプレッシャーにいって相手の脅威になるプレーはできてきている。そこが僕のよさなので、やっていかなきゃいけない。最近かなり意識しているし、もうワンギア上げようかな」と意欲的だ。
古巣の徳島については、「いまは最後のゴールが中々入らないという印象は受けているけど、ボール回しはやっぱりうまいし、ゴール前まではうまくもっていけている。ボールを大事につないでくるチームなので、簡単にはボールは取れない」と話し、「一緒に戦っていたメンバーに会えることが一番楽しみ。みんな上手なので全員を警戒しながらも楽しんで戦いたい」と対戦を心待ちにしている。
昨季は鳴門・大塚スポーツパーク ポカリスエットスタジアムでの山口戦で自身初のハットトリックを決め、山口サポーターに強烈なインパクトを残したが、「いまは山口の選手。山口のサポーターが喜ぶことができれば僕は満足。勝ちたいです」。
大﨑にとって慣れ親しんだスタジアムで戦う今節、古巣に存在感を見せつけて恩返しとしたい。
(山口担当 松原純)
2018/06/15 07:00