6日に開催された天皇杯2回戦・山口戦で、大分のDF岸田翔平が、双子の兄である山口のFW岸田和人と対峙した。
大分県の日出町出身の二人は、U-12からU-18まで大分アカデミーに所属。高校卒業後はそろって福岡大でサッカーを続けた。翔平は鳥栖で、和人は町田でプロデビューして以後は、別のチームでプレーしている。翔平が長崎に在籍していた16年のJ2第14節の山口戦では、ベンチスタートだった和人が57分から出場。同第37節には和人も先発し、61分に交代するまで同じピッチに立ち続けた。
今回のマッチアップはそれ以来となる。翔平は昨季、大分に移籍加入したが、昨季はホーム・アウェイともに同時にピッチに立つ場面は巡ってこなかった。今年の天皇杯2回戦は翔平も和人も先発。大分の右ウイングバックの翔平と山口の2トップの一角に入った和人が球際で激しく競り合う場面も披露し、両軍のサポーターを沸かせた。
試合後は昨季に続いてユニフォームを交換し、チームバスが出発する直前まで立ち話をしていた二人。翔平は「カズはいま調子良さそう。僕も負けずに試合に絡んでチームに貢献したい」とうれしそうだった。
写真:ひぐらしひなつ
(大分担当 ひぐらしひなつ)
2018/06/08 22:55