前節・大宮戦でプロ初得点を決めた讃岐の中島大貴。今節・岐阜戦は「兄として負けられない」戦いとなる。
大宮戦は先制しながらも逆転される苦しい展開だった。だが、CKから中島大のヘディングによる同点弾が決まって讃岐は貴重な勝点1の上積みに成功した。プロ初得点に関して「うれしかったです」と率直な感想を述べ、「地元の友だちだったり、たくさんの方からお祝いのメールをいただきました」と話すなど、記憶に残る1点になったようだ。
福岡大を経てプロ2年。彼が高さで競り負けた場面を見たことはほとんどない。その特徴を生かして得点が生まれたが、自慢するでもなく「逆に言えば、それしかないので(笑)」と謙虚なコメントだった。
さて、勝点1に満足することなく勝点3も狙いたい。そして、今節・岐阜戦に向けて中島は個人的にも勝たなければいけない理由がある。それは「弟です」。そう、岐阜には紹介する中島賢星が在籍しているのだ。「(賢星は)アンカーのポジションで出場しているので、ガチガチのマッチアップはないかもしれませんが」としながらも、“セットプレーで組み合うことがあるのでは?”という問いかけには「確かに。大きいですし、ありえるかもしれないですね」と心の準備を整える。
兄、190cm。弟、180cm。長身の兄弟対決は実現するのか。そして、その決着は!?
(讃岐担当 松本隆志)
2018/06/07 18:33