6日の天皇杯2回戦に挑む広島は4日、城福浩監督が細かいチェックを入れながら実戦形式のトレーニングを行った。
天皇杯2回戦は「勝たなければいけない試合」(城福監督)であり、このリーグ中断期間に取り組んでいることを確認する場でもある。
「リーグが再開するときにはどのチームもバージョンアップしてくるので、われわれがいまの位置を保とうと思ったら、さらに上回るバージョンアップをしないといけない。いま、チームを2ランク上げることを目標にしてやっているので、そのための1試合という位置づけの試合でもあります」
そう話す城福監督が主に取り組んでいるのが攻撃面のバージョンアップ。「GKからのビルドアップ、中盤のエリアでの相手の広げ方、アタッキングサードでオプションをもつこと。それを、ここ数日ずっとやっている。その3つが少しでもいい形で出ればいい」と天皇杯2回戦のテーマを設けており、同時に「きれいなサッカーを目指すのだけども、それだけでは済まない。泥臭く厳しくもやる心の準備もしないといけない」と気持ちも入れ直している。
対戦相手の鳥取は、森岡隆三監督の解任と須藤大輔新監督の就任が発表されたばかり。相手の状況がまったく分からない中で挑む一戦となるが、広島はリーグ再開後を見据えて自分たちに集中して準備を行っている。
(広島担当 寺田弘幸)
2018/06/04 18:55