今季、愛媛のフィールドプレーヤーの中でここまで唯一公式戦で出番のなかったルーキーのMF竹嶋裕二だが、6日に行われる天皇杯2回戦・水戸戦でついにプロデビューを果たしそうだ。
竹嶋は今季、千葉U-18から加入。当初は「自分はまだこんな低いところにいるんだ」とプロの壁を痛感させられたが、苦しみながらも前向きにトレーニングに励み、「この5カ月、このために準備してきた」とサブ組にもチャンスのある天皇杯に照準を合わせてきた。
プロとして過ごしきてきたこの5カ月で成長した自負もある。
「(成長したところは)簡単に言えば全部。すべてにおいて一段、二段高くなった。特に“考える”ということが一番身についた」
18歳という若さはまだまだ成長の過程段階だが、竹嶋自身はそれさえも言い訳にするつもりはない。
「若いからしょうがない、というのはピッチに入ったら通用しない。そう思われることがサッカー選手として一番恥ずかしい。なんでアイツを使わないんだ、とサポーターのみんなやクラブ関係者、先輩方に思われるようにならないと」
むしろ期待がかかるのは若さから発せられる勢いあるプレー。
「健太さん(川井監督)もそういうところを見せてほしいと思っているはず。とにかく走ってチームのために戦いたい」
プロとしての第一歩で力強く足を踏み出し、クッキリとした足跡を残すつもりだ。
(愛媛担当 松本隆志)
2018/06/05 11:27