11日、横浜FCのMF松井大輔が37歳の誕生日を迎え、選手・サポーターから祝福の声を受けた。
新たに始まる松井の1年間は「いつもどおり、やれればいい」と淡々と話せば、「(36歳の1年間は)ポーランドにも行ったし、いろいろなことがあった。毎年チャレンジの気持ちでやっている。今年もそういう前向きな形でシーズンをとおしてやっていければいいなと思う」と抱負を語った。
今季の出場試合はわずかに『3』。まだピッチで活躍する姿を見られていないのが現状である。しかし多くの選手たちが「本当にうまいですよ」と脱帽するほどの柔らかいボールタッチや靭やかなプレーはいまだ健在。練習中に圧巻のバイシクルシュートなど魅せることもあるが、なかなか起用されるまでには至らない。ただ、そんな中でも「試合に出られれば良いけど、とりあえずいまは我慢だと思う。チャンスが来ればしっかり仕事したい」と本人は決してネガティブに捉えることはせず、前向きに日々の練習を取り組んでいる。
松井は出場機会に恵まれなくても腐らず、常にチームのことを考えている。「チームが良くなるようにしゃべることができればいい。うまく後輩たちに自分の経験とかを伝えていければいいなと思っている」と背番号35。前節・町田戦のハーフタイムに野村直輝と齋藤功佑にアドバイスを送った一幕があったように、ピッチ外での貢献度も非常に高い選手の一人だ。
そして『37歳』となったファンタジスタが掲げる今後のチャレンジは「J1に上がること。それをチームとして目指していきたい」(松井)。
(横浜FC担当 高澤真輝)
2018/05/11 19:47