仙台の攻撃を引っ張る石原直樹が、J1第14節・広島戦を前に、意気込みを口にした。
石原にとって次節の相手である広島は、12年から14年まで在籍し、二度のJ1制覇を経験したことのある古巣。「楽しみです」というこのカードでは、仙台加入後では昨季のJ1第8節(3△3)でゴールを決めたこともある。
今季はすでに2月10日にキャンプ地の宮崎県宮崎市での練習試合で対戦したが、両チームとも当時から成長しており、また違う戦いとなることが予想される。石原は「相手は(失点を)ゼロで抑えて、1点を確実にとって勝つ、というやり方が徹底できていて、自信をつけています」と見た上で、「早い時間に先制点をとれるのがベスト。ただ、とれなくても焦らないこと。ボールをもたせてカウンターを狙う、というのも相手のポイントですから」と展望する。
次節は、ここまでリーグ戦では全試合にフル出場している野津田岳人を契約上の理由(※広島からの期限付き移籍中で、広島戦に出場できない)で欠く。ここまでのJ1リーグ戦13試合で総失点がわずか5という堅守の相手に対し、野津田の不在は痛い。だが、「まず自分自身のこのチームでやるべきことは変わらないので、そこは、『誰かがいないから…』ということではなく、しっかりそれぞれがチームのために自分の仕事をするということが大事」という石原が、仙台の最前線で相手の堅守攻略を図る。
写真:板垣晴朗
(仙台担当 板垣晴朗)
2018/05/10 18:08