前節・大分戦で2-1の勝利を収め、3連勝を達成した大宮。先制されても動じることなく、試合の状況に合わせた変化も取り入れながら逆転に持ち込んだ。ピッチ内での対応力向上は、チームの好調に欠かせないポイントとなっている。
「やはり自信につながっているからこそ、大分戦では失点してからも今までどおりの戦い方ができていた」と話すのは、石井正忠監督。高い位置からのプレッシャーが同点弾につながったシーンを振り返って「さらに自分たちからプレッシャーに行こうというところも、スイッチの入れ方もよかった」と称賛。チームの成長に手ごたえを示した。
「ハーフタイムが終わってからではなく前半のうちから、そういうことができるのは理想的なのではないかと思います。監督やコーチの指示待ちではなくて、自分たちで状況が見えていて、自分たちが変えることができた。非常にプラスになってくると思います」(石井監督)
中2日で迎える今節・千葉戦に向けては準備期間を満足にはとれないだけに、ピッチ内での対応能力がより重要だ。「ミーティングでは『相手がこうきたらこう対応しよう』、『こういう崩し方が有効だ』というのは示しながらも、実際に選手がどれだけ判断よくできるかというところになってくる」と見る指揮官の要求を体現できれば、5連勝も見えてくる。
(大宮担当 片村光博)
2018/05/05 13:56