
無失点勝利を収めた前節の山口戦で、相手の背後を突くというチームの狙いをほかの攻撃陣とともに徹底的に実践したFW松田力。当然ながら守備のタスクもこなさなければならず、その運動量はかなりのものになったはずだが、本人は「まったく疲れなかった」と意外な答えだった。「『終盤になっても点をとりにいっちゃおうかなあ』と思えるほど余力があった。理由? よく分からないけど、“ゾーンに入った”ってやつじゃないですかね」と自己分析する。
その自己分析があっているかどうかは別として、かなりの肉体的負荷がかかる戦術の中で最後まで走れるということは、フィジカル的にもまたメンタル的にも充実している証だろう。山口と同じように“ハイプレス&ハイライン”でくる千葉との今節も同じような役割を求められるはずで、松田の好調ぶりはチームにとっては大きなプラス材料。2試合連続の“ゾーン突入”に大いに期待したい。
さらに古巣(15年に千葉に在籍)相手に、今季初ゴールを挙げるところまでくことができれば、最高の結果。「千葉戦で出場すれば個人的に今季10試合目。キリのいい試合で『1』を刻みたいですね」と、本人も初ゴールに意欲を見せる。さてさて、どうなるリキ?
写真:島田徹
(福岡担当 島田徹)
2018/04/18 14:24