前節・大分戦、今節・千葉戦と、2試合連続の“古巣戦”に臨むのがFW松田力。びわこ成蹊大時代に特別指定選手としてプレーした大分、プロデビューを果たした名古屋、そして名古屋からの期限付き移籍の形で15年のシーズン後半戦をプレーした千葉の3クラブが松田にとっての古巣となる。
そしてその古巣戦は、今季すでに5試合を実施済みで、残すは今節の千葉戦のみ。気になるのは戦績で、大分=1分1敗、名古屋=1勝1敗、千葉=1分と、勝利は名古屋戦の1試合のみとなっている。だからこそ、「もちろん千葉には勝ちたい」という言葉につながるわけだが、それよりも強い口調で残したのが「古巣戦でゴールを奪いたい」という言葉だった。
松田は今季、トップに加えてサイドハーフでのプレーも経験しており、それを「慣れないポジション(サイドハーフ)でプレーすることもあるが、それでも勉強しながらやれているので楽しい」と、前向きな姿勢で“幅”を広げている最中。それでもやはり、こだわっているのはゴールだ。
今節の千葉戦は、松田にとってはもちろんだが、背後に3位・長崎と4位・名古屋が迫るチームにとっても大事な一戦。そのゲームで自身今季5つ目となるゴールを奪い、それが勝利につながれば、チームも自身も大きな波に乗ってJ1昇格争いも佳境に入るリーグ最終盤に臨むことができる。リキも力が入る今週末のゲームは、きっと熱くなる!
写真:島田徹
(福岡担当 島田徹)
2017/10/18 17:56