7日に第8節・山口戦を控える大宮。ここまで2勝1分4敗という戦績だけでなく、失点がかさんでいる状況を踏まえ、石井正忠監督は「まず失点をしないというところを求めていかなきゃいけない」と危機感を持って今節に臨む。
山口はリーグトップタイの15得点を挙げており、前線には多彩なタレントをそろえる。「特に前線の3人の選手(オナイウ阿道、高木大輔、小野瀬康介)は、得点もとっていますし、乗っている。警戒しなきゃいけない部分の一つではあると思います」と指揮官。一貫してとり組んできた前線からのプレッシャーだけではなく、守り方にプラスαをもたらす必要性にも言及した。
「コンパクトにして、スペースを与えないというところが一つ、あると思います。高い位置だけじゃなくて、自陣に引いて相手にスペースを与えない。自分たちの前でプレーさせるということも、ポイントになるんじゃないかと思っています」(石井監督)
相手の好むスペースを閉じ、いかにしてストロングポイントを出させない試合展開にもち込めるか。苦境脱出の足がかりを得るためにも、今節に向けた“プラン”の成否は大きな意味を持つはずだ。
(大宮担当 片村光博)
2018/04/06 20:30