約1年ぶりに日本代表復帰となったFC東京の森重真人が、日本代表の欧州遠征前最後のJ1リーグ戦となる第4節・湘南戦(18日)に向けて意欲を語った。
15日に発表された、日本代表・欧州遠征(23日マリ戦、27日ウクライナ戦)のメンバー。ヴァイッド・ハリルホジッチ監督はCBのポジションに森重を昨年3月以来、久しぶりに招集した。会見でハリルホジッチ監督は、「森重はまだ(コンディションは)準備できていないが、今の彼の状況を見てみたい。そして励ますためにも呼んだ。以前の状態に彼が戻れるか。もちろん今回は(負傷のため)吉田麻也がいないので、彼の経験もどこまで使えるか」と招集理由を語った。
監督の言葉を受けて、森重はこう話す。
「代表復帰はうれしい反面、複雑さもある。まだいい状態ではない中で呼ばれたわけで、完全に良いから呼ばれているのではない。ただ自分が思っている印象と監督の言葉はある程度一致している。この遠征はアピールしないといけないし、次回呼ばれるときにもっと良い評価を言ってもらえるようなプレーをしていかないといけない」
大事な代表戦の前に戦う、今週末の湘南戦。FC東京は14日のルヴァンカップ・新潟戦でようやく今季公式戦初勝利を挙げたが、森重はその試合は欠場。いまだリーグ戦で勝利がない中で、この一戦を迎える。
「個人としてもチームとしても、この湘南戦は結果を出さないといけない。自分たち後ろのCBが元気を出して、主導権を握りながらプレーすれば、攻撃陣もいい影響を与えられると思う」
堅守を発揮してしっかり勝利をつかんでから、いざ代表遠征へ。森重が再び自らの存在感を見せつける戦いを始める。
(FC東京担当 西川結城)
2018/03/16 19:37