15日、23日にマリ代表と、27日にウクライナ代表と、ベルギーの地で戦うSAMURAI BLUE日本代表に、C大阪から山口蛍と杉本健勇が選ばれた。
2人とも負傷で昨年12月に行われたEAFF E-1 サッカー選手権を辞退したため、日本代表でのプレーは昨年11月の欧州遠征以来となる。特に、杉本はその欧州遠征でブラジル代表、ベルギー代表と対戦してフィジカル的な差も突き付けられ、その後のさらなる肉体強化に努めた経緯があるだけに、同じ欧州を舞台に自らの成長を示したい2試合となる。
「試合に出たいし、そのためには、自分の立場からしたら練習から100%でやって、一つひとつアピールしていくしかない。昨年、ブラジル、ベルギーと対戦して、チームとしてもそうだけど、個人としての差や違いも見せ付けられた。(肉体強化は)数年前から継続してやっているけど、オフの期間でしかできないこともやってきた。この2、3カ月で急に強くなることはないけど、力の入れどころや体の使い方は、試合だけでなく日々の練習からも意識して取り組んでいる」と話す。
今回のメンバー発表会見では、川崎Fの小林悠と並んで最近の成長ぶりにハリルホジッチ監督から賛辞を贈られた杉本。今季のJリーグでは、各クラブの並み居るCBを相手にデュエルで競り勝ち、堂々たるパフォーマンスを見せている。「Jリーグでも成長できる」という自身の言葉を示すには、今回の代表戦は格好の舞台。ピッチで自身を証明し、ロシアW杯へと続く結果につなげていきたい。
写真:小田尚史
(C大阪担当 小田尚史)
2018/03/15 16:51