28日、J1リーグの得点ランキング2位に付けるC大阪の杉本健勇が、キリンチャレンジカップ2017の日本代表に選出された。
発表翌日の29日、「代表に残れるか、見極められる試合になる。いい準備をして結果を残したい」と強い決意を口にした杉本。「前回、代表に選ばれてから、日本の代表選手として、よりJリーグでは違いを見せないといけないという気持ちになった」とも話すが、その言葉通り、代表から戻った直後に行われたJ1第25節のFC東京戦では2得点。直近のリーグ戦2試合こそ無得点に終わったが、相手DFを振り切ってシュートまで持って行く場面を何度も作るなど、“別格”感は随所に漂わせている。
代表に合流する前、最後の試合となる今節の川崎F戦は、杉本にとって古巣戦でもある。「(等々力陸上競技場は)一体感のあるいいスタジアム。お客さんもたくさん入ってくれると思う。自分としては、あんまり活躍というか、試合にも多くは出ることができなかったけど、川崎で成長できた部分はある。サポーターの皆さんにも、温かく迎えてくれて感謝しています」と川崎Fに対する思いを述べつつ、「試合には勝ちたい。(川崎Fは)技術のある選手は多いし、パス回しもうまい。そこをどう我慢しながらやれるか。辛抱強く戦って、全員で勝利をつかみたい」と勝点3を渇望する。
得点ランク首位を走る浦和の興梠との差はわずかに1点。今節、古巣相手に成長を示す得点を叩き込み、J1得点王として、威風堂々、日本代表に合流したい。
写真:小田尚史
(C大阪担当 小田尚史)
2017/09/29 19:16