1月中旬に沖縄県でスタートし、2月には米国・ハワイ、熊本県と場所を移しながら行われた雪国をホームタウンとする札幌の“恒例”とも言える長期キャンプが3月6日に終了。ルヴァンカップ出場組は7日に敵地で甲府と対戦したため、8日の札幌ドームでの練習がシーズン開幕後初の地元での全体練習となった。
J1第3節・清水戦の2日前とあってピリッと引き締まったムードが練習中は漂っていたものの、練習後はどこかホッとした雰囲気も選手、スタッフからは感じられ、心身ともにリフレッシュして週末の試合に挑めそうな気配。「やっと散髪に行けます」とDF進藤亮佑も日常生活に戻った具体例を挙げてくれた。
そうした中で「ちょっと寂しさもある」と発していたのが今季、浦和から加入したMF駒井善成。「夕食後もチームメートと一緒に過ごし、いろいろな話をしながら距離感を縮めていけた感触があった。純粋に楽しい時間も多かったので、キャンプが終わった寂しさも少なからずある」とのこと。ただし、「やっと家族と一緒に新生活を本格的にスタートさせられるので、また新たな楽しみが始まります」と新天地での充実感をも口にしている。
チームは開幕から1分1敗。前述したようにルヴァンカップも黒星スタートとなってしまったため、今週末に行われるホーム開幕戦でペトロヴィッチ体制初白星を挙げ、勢いを生み出したいところだ。
(札幌担当 斉藤宏則)
2018/03/08 18:45