仙台から金沢に期限付き移籍中のMF藤村慶太が、前節・讃岐戦(0●1)で移籍後初出場。75分にピッチに入り、本職のボランチとしてプレーした。
藤村は「ウチがあまり効果的に攻められていない部分もあったので、自分が入って打開したかった。相手が引いて守って、スペースがあまりない状況で、なかなかうまくいかない部分もあった」と試合を振り返りつつも、「ホームで試合に出られたので、次につながると思う」と話した。
金沢のボランチは競争激戦区の一つだが、「守備の厳しさ、チームの守備の仕方をもうちょっと理解しないといけないことは自分でも分かっている」と冷静に自身を見つめ、「いまは徐々に慣れてきているので、もっとしっかりやりたい」と、先発奪取に向けてレベルアップに意欲を示す。
「まず守備の部分をしっかりやってから、自分の特長を出していけたら試合に絡んでいけると思う」。視野の広さを活かした展開力が藤村の強み。ショート、ミドル、ロングレンジの正確なパスでチームにプラスαをもたらす。
(金沢担当 野中拓也)
2018/03/08 07:00