FC東京のFW大久保嘉人が、Jリーグ王者の川崎Fに移籍することが決定的になったことが分かった。近日中にも正式に発表される見込みだ。
大久保は今季、13年から4シーズンプレーした川崎Fを離れ、大型補強を敢行したFC東京へ移籍。しかし、チームの低迷とともに結果を残すことができず、本来の力を発揮できないまま8得点でシーズンを終えていた。
それでも、攻撃的なサッカーを志向する川崎Fでは過去に3年連続得点王に輝くなど、実績は十分。さらに古巣に対しての愛情も強い。昨季まで所属していた経緯もあって川崎Fのサッカーも熟知しており、チームへの適応に大きな問題はなく、古巣に復帰する可能性が高まっていた。
今季の川崎Fは新たに鬼木達監督が就任。風間八宏前監督が作り上げた攻撃的サッカーに、鬼木監督自身の攻守に我慢強いサッカーという色を加えて、悲願の初優勝を達成した。来季はJリーグの連覇だけではなく、次なる目標となるACL制覇を狙っている川崎F。今季同様に過密なスケジュールが予想される中で、来季に向けてさらなる戦力補強を見据え、今季リーグトップの71得点を誇った攻撃力をさらに磨くために、得点力の高いストライカーの補強を考えていた。
Jリーグに新たな時代を作っていくために戦力補強に抜かりのない川崎F。大久保との再会が決まれば、チームの大幅な戦力底上げにつながる。
文・林遼平(エルゴラッソ川崎F担当)、西川結城(エルゴラッソFC東京担当)
(BLOGOLA編集部)
2017/12/25 10:18