24日に行われたホーム・千葉戦ではレアンドロが愛息を連れて入場したが、岩下敬輔も子どもを抱きかかえて試合前の写真撮影に挑んだ。
だが、その子どもは昨年末に誕生した岩下の長男かと思いきや、実はチームスタッフのお子さんだったとのこと。自身の子どもとピッチに立たなかった理由には、岩下らしいこだわりが隠されていた。
J1でのプレーに執着する背番号8は、「僕が子どもの立場だったら(ピッチに立つ)デビュー戦がJ2だったら嫌だから(笑)」。その言葉の裏にあるのはJ2の軽視ではなく、一日も早くJ1の舞台に返り咲くという強い思いである。
J1からのオファーを蹴り、あえてG大阪で昇格への道を選んだ岩下はこう言い切った。「J1の通算150試合出場まで残りあと11試合。その時に息子を連れてきます」。
チームのため、そして愛息のため。必ず一年でのJ1復帰を果たすつもりだ。
(G大阪担当 下薗昌記)
2013/03/29 20:39