仙台のFW石原直樹が、J1リーグ戦残り3試合の1試合目となる今節・大宮戦に向けてコンディションを上げている。
リーグ戦が中断していたこの3週間、仙台はこれまで継続してきた戦い方を結果に結びつけるため、実戦をイメージしたメニューを中心とした練習に取り組んでいる。「この三週間は、コンディションを上げること、戦術を確認すること、互いに要求し合うこと……いろいろやってきましたが、今までやってきたことをもっと出すための練習をしてきました」と言う石原は、今まで以上にテンポが速くなった攻撃練習でも鋭いプレーを見せ、周囲の選手にアドバイスの声も送り、プレーでチームを引っ張っている。
今節の相手は、石原が09年から11年まで所属していた大宮。しかし、この古巣は仙台戦を前に監督が交代して、戦い方が読みにくい状況でもある。その中でも石原は「どの相手に対しても、やるべきことは続けなければいけないし、どんな相手にも通用させないといけません」と、まずは動じることも相手に合わせることもなく組織力を発揮しようとしている。
「特に(J1)残留争いに巻き込まれているようなチームは、『どの対戦相手にも負けられない』という気持ちを強く持って戦ってきます。強い気持ちは、プレーに影響してきます。僕たちは相手を上回る強い気持ちを持ってしっかり勝利すること、そこが第一です」
経験豊富なベテランは気を引き締めるとともに、自身3年ぶりとなる2ケタ得点まであと『1』に迫るゴール数を伸ばすなどして、チームを勝利に導こうとしている。
写真:板垣晴朗
(仙台担当 板垣晴朗)
2017/11/17 07:00