第3節・京都戦でリーグ戦通算300試合出場を達成した坂田大輔。今季はおもに3トップの頂点で起用され、ハイプレスを志向するチームのスイッチ役として、躍動感あるプレーを見せている。
しかしながら、開幕戦から第5節終了時点までに自らに得点はなく、シュート本数も増えてはいない。守備面での貢献も大きいだけに決して内容が悪いわけではないが、攻撃面での“坂田らしさ”はまだ鳴りを潜めたままである。
本人も「シュートを打てていないということは、攻撃のラストの場面で顔を出せていないということ」と現状を分析。「昨季はなんとなく、『前線に残っていていい』と言われていたので、ラストの場面で顔が出せていた。今季はとにかく動いて、動いてという感じですけど、それでも点を取るチャンスはある」と打開へ模索している最中だ。
「まだまだ、チームとしての形は完璧ではない。個人の力で点を取る局面も必要になる」(坂田)。3連敗と苦境に喘ぐチームを救う得点を、坂田は目指している。
(福岡担当 杉山文宣)
2013/03/29 18:02