大一番となった前節・東京V戦を、2-1で勝利した松本。もちろん課題点はあったが、敵地で会心の勝利を挙げた。
その試合で貴重な先制点を決めて、展開を優勢に運ぶ端緒を開いたのはパウリーニョ。54分にペナルティーエリア手前でボールを奪取するや、右足を一閃。パウリーニョといえば強烈な弾道のミドルシュートが代名詞だが、今回はあえて「相手GKを見て、狙って打った」とややカーブの掛かったシュートでゴールネットを揺らした。これには東京Vのゴールを守っていた柴崎貴広も、「強いシュートが来るイメージだったので裏をかかれた」と唇を噛んだほど。
そのゴール直後には、ゆりかごパフォーマンスも披露。これは「8月1日に生まれた長男のため」とのことで、「早くゴールを決めたいという気持ちがあったので、本当にうれしい」と満面の笑み。チームの勝利に貢献するのと同時に、自らの長男誕生を自ら祝う号砲を放った。
(松本担当 多岐太宿)
2017/09/15 19:09