JリーグYBCルヴァンカップで、クラブ史上初のベスト4入りを目指す仙台。その第2戦を前に、日本代表が8月31日に行われたW杯アジア予選・豪州代表戦で本大会出場を決めたことに、選手もスタッフも刺激を受けている。
渡邉晋監督は9月1日の練習を前にしたミーティングで、「Jリーグでやっている選手たちが、世界相手に堂々とやり合っている。われわれとしては、そういう相手に対してJリーグの場で堂々と渡り合えるようになりたい」とチームに呼びかけたという。選手もスタッフも、代表レベルに到達するため、まずは日々のJリーグにおいて結果を出し続けようと誓った。
仙台は、9月3日にルヴァンカップの準々決勝第2戦を迎える。第1戦を3-1で勝利したが、油断せず敵地での勝利を目指す。気合いを高めている若手選手の一人、西村拓真は「何が何でも勝ちたい」と、闘争心を隠さない。
西村は豪州戦を見て「同い年の選手が点を決めて、鳥肌が立った」と、15年のJ3でJリーグ・アンダー22選抜の選手としてともに戦った井手口陽介のゴールにも興奮したという。まずはクラブの大事な一戦で結果を出すべく「大一番で力を出せる選手になりたいし、攻守で勝ちたい気持ちをチームに伝えたい。プレーで最初からそういう気持ちを表現します」と、意気込みを口にした。
(仙台担当 板垣晴朗)
2017/09/01 17:00