11日に行われるJ2第27節・町田戦で、大分生え抜きの“幼なじみ対決”が実現する可能性がある。
大分のMF小手川宏基と町田のMF井上裕大は、MF清武弘嗣(C大阪)とともに小学生のころから地元では知られた存在だった。3人はその後、町クラブなどを経て大分U-18で勢ぞろい。08年にそろってトップチームに昇格し、それぞれの道を歩みながら、現在も絆で結ばれる仲だ。
13年に北九州に移籍し、今季大分に戻ってきた小手川が、やはり13年に長崎に移籍して昨季から町田でプレーする井上と、大銀ドームで対峙するのはこれが初めて。第15節のアウェイでの対戦では、マッチアップを楽しみにしながら直前に小手川が負傷。今度こそはと、幼少時代からニ人を知るサポーターも、その成長ぶりを見ることに期待を隠せない。
小手川と井上は、それぞれ、大分在籍時代に負傷が長引き、長期にわたるリハビリ生活を送った時期があった。そんなときも精神的に支え合ったニ人が、故郷のスタジアムで火花を散らす。
写真:ひぐらしひなつ
(大分担当 ひぐらしひなつ)
2017/08/11 14:44